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高性能外壁ALCについて

皆さんこんにちは。 ブログをご覧いただきありがとうございます。 京都・向日市・長岡京市・宇治市・亀岡市・滋賀県・大津市・草津市の外壁塗装専門店 サガテクノです。

 ALCは、Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略で、高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートという意味です。1962年ヨーロッパから技術を導入され生産を開始された外壁です。珪石(けっせき)、石灰、セメントなど自然の素材を元に高温高圧の蒸気をかけて作られています。厚さは35mm~37mm。主成分は人体に害がなく、リサイクルも可能な環境にやさしい建築資材です。生成されたコンクリートには無数の気泡が形成されるため、軽量でかつ耐久性、耐火性など多くの優れた性能があります。そのためALCは、高性能外壁材として一般住宅から高層ビルまでさまざまな建物に利用されています。

 

ALC特長

コンクリートとALC外壁の外壁の違いはそもそも材料が異なります。ALCは珪石(けいせき)、石灰、コンクリートはセメント、水、砂利、砂を使用します。ここからでも全く違うことがわかります。また、コンクリートは重厚感があり重いのですが、ALCは軽さが特長です。

 

コンクリートとの違い

コンクリートとALC外壁の違いはそもそも材料が異なります。ALCは珪石(けっせき)、石灰、コンクリートはセメント、水、砂利、砂を使用します。ここからでも全く違うことが分かります。またコンクリートは重厚感があり重いのが特徴ですが。ALCは軽さが特長とされています。 

ALCのメリットは耐久性、耐震性、断熱性、耐火性、防火性、調質性の7つ!

耐久性:ALCは、木繊維やパルプ材のような有機物が含まれていないため、熱や乾燥に強く、ひび割れや反りも起きにくいため耐久性が高くなります。定期的なメンテナンスをすることで50年以上は工事が不要といわれていますので、長い間同じ場所に住むことを想定している人におすすめの外壁材と言われるくらい耐久性に優れています。

 耐震性:ALCは、コンクリートの長所である耐久性や耐火性はそのままに、重量はコンクリートの約4分の1と軽量であるという特徴があります。1 外壁材の重量が軽いほど地震の際の被害が起きにくくなる。

 断熱性:ALCの断熱性は、ALC内部の空気の層が断熱性を高めるためです。熱伝導率はコンクリートの約10分の1となり、夏は涼しく、冬は温かい室内にすることができます。 

メリット2

耐火性: ALCは、国土交通省により耐火構造の認定を取得するほど、耐火性に優れています。火災が発生しても燃えにくく、火災による被害が拡大するのを抑える機能もあります。

 防火性:ALCの防火性は、ALCの主原料が無機質のセメントや石灰石であるため、非常に燃えにくく熱が伝わりにくい性質があります。

 遮音性:ALCは音の反射が大きく、音を通しにくい構造になっています。ALC内部にある気泡が音を吸収してくれるため、遮音性に優れています。

 調湿性:ALC内部の気泡には調湿機能があり、室内にある空気中の水分量をコントロールし、結露の発生を抑えることができます。この調湿機能が、健康被害の原因になるカビやダニの発生も抑制してくれます。

デメリットは高価、水に弱い、継ぎ目が多いのは3つ!

高価:高い理由としては高品質であるため、また施工工程が多いことが挙げられます。 水に弱い:ALCが外壁内部に細かい気泡を含んでいるため、吸水性が高いためです。ALCはサイディングなどと異なり外壁内部に透湿シートを張らないため、水を吸収してしまうと外壁がひび割れ、欠落の原因になります。 したがって、ALCを使用する場合には、十分な防水処理を行うことが重要です。防水塗装は10~15年程度で寿命がくるので、定期的な再塗装が必要となります。  継ぎ目が多い:ALC自体は大きくすることができないため、継ぎ目を多く必要とします。継ぎ目は、シーリングを使用しそのシーリングが劣化することにより雨漏りする原因になります。

 

まとめ

いかがでしょうか?断熱性・耐火性に特化したALCですが、水に弱いというデメリットがあります。そのため、長く使うためには定期的なメンテナンスが必要です。ALC外壁のメンテナンス頻度は、7~10年が目安です。メンテナンス方法としては、塗り替えとコーキングがあります。塗り替えは、ALCパネルが水に弱い建材であるため、塗装によって防水性を持たせることが絶対です。ALCの外壁の塗装は、透湿性能(水蒸気を通す性質)の高いものを選ばなければなりません。コーキングの補修方法は、「増し打ち」と「打ち替え」の2つがあります。
「増し打ちは」既存の古いコーキングの上から新しいコーキングを打つ方法で、「打ち替え」は既存の古いコーキングを取り除き、新しいコーキングを打つ方法です。「増し打ちは」既存の古いコーキングがあまり劣化していない場合に限り使える工法で、古いコーキングを取り除く作業が要らないぶん、「打ち替え」より安価です。「打ち替え」は、「増し打ち」より施工費は割高です。しかし、コーキングを丸ごと新しいものに取り替える工法であるため、防水性などの機能が「増し打ち」したコーキングよりも長く保たれます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。